大人になれないオトナたちへ。
今週のお題「おとな」
ちわ、乱視の猛虎ことドラねこです。(。・ω・。)
みなさん、大人になりきれていますか?
今週のはてなのお題は「おとな」についてですが……
ワシ自身しっかりとした大人になりきれていませんが、
今日はがんばって大人とはなにかについて語ってみましょう!
大人はホントに存在するのか?
大人になりきれていないなぁ……わしはいつも実感する。
自分自身大人のか?と問われれば、
「はい、一応……」と答えることはできる。
しかしそれはあくまで20歳を超えて成人したからとか、お酒が飲めるようになったとか、パチンコができるようになったとか、その程度のことである。
ワシ自身、中身は実は18才の頃と変わらない。
いつまでも心はあの頃のままだと常々思っている。
なによりワシ自身、大人と人に呼ばれても、自らが大人であると世間に対して言い切るには経済的にしっかりと自立していないとしっかりと大人であることが言えないように思える。
以前読んだ「ゼロ年代の想像力」という本に、
「現在の日本には大人と呼べる人間がいないのではないだろうか?」
というようなことが書かれていたような気がする。
ワシ自身、この文章を読んでハタっと本を閉じて考えてみた。
すると確かにわしの周りにはあまり良い大人というものがいなかったように思える。
だいたいわしはまだ20代なので今まで出会った大人というのは、
学校の先生やバイト先の先輩・上司などドコにでもいる普通のオトナたちばかり。
しかし、そうした大人たちは正直言ってみんながみんなわしが思わず尊敬できるような大人たちでなかった。
大人というにはどこか欠けていて、大人になりきれていないオトナとカタカナで表記した方がよいくらいの堕落したオトナたちだった。
学校のオトナは理不尽なことでキレたり、教師としてあるまじき態度で授業に望んでいたり、仕事で出会ったオトナたちはどこか責任逃れをしていて、いつも偉そうにバイトをこき使っていながら、自らは楽をして責任を負うことを拒否した卑怯者ばかりだったように思える。
わしが生きてきた二十数年間、まわりを見渡してみれば、本当にオトナと呼べるような人は一人もいなかった。
物語に根付く大人
そんな周りの状況に絶望したわしは、高校時代よく時代小説を読んだ。
いわゆるや剣客商売や宮本武蔵などの剣豪小説には驚くほど大人が出てくる。
いわゆる粋でかっこ良くて義理人情に厚くて、目上の者や、弱者にもしっかりと礼儀を心得たふるまいをして悪党どもをやっつけるというような勧善懲悪なヒーローたちである。
昔の日本人はここまで礼儀正しくて、しっかり強く美しく生きていたのかと、もちろんフィクションながらもそうした古きよき日本人の生き方に感動したものだった。
でも本を閉じてあたりを見渡すとそこには今を生きるわしの現実があるだけ。
あの強くて美しい人々はドコへ行ってしまったんだ?
「ここは同じ日本かしら?」と自分の周りの現実に愕然としてしまう。
確かにもうわしらは昔には戻れない。
ある特定の時代を懐かしんで「あの頃はよかったなぁ……」なんて思ってみてもなんの意味もない。
でもそれでも、今わしらが生きている日本で、あちらこちらに日本人としての劣化が見られるように思える。
それは特に団塊の世代と呼ばれる人に多く見られる気がするのは気のせいだろうか?
まわりにロクな大人がいないからこそ、今わしらがしっかりしなくては!
そう思うのだが、経済的な自立をしっかりできていないわしには当分偉そうな顔はできないだろう。
ああ、早く大人になりたい……(;´∀`)